日頃より施設ご利用者をはじめご家族、地域の皆様、その他多くの方々に温かいご支援とご協力をいただき、心よりお礼と感謝を申し上げます。
このたび、令和5年2月1日付けで、理事長に就任いたしました 柴田和生 です。
社会福祉が大きな変革期を迎え、またコロナウイルス感染症により新しい生活様式が求められ、さらには原油高騰や物価高騰の影響から厳しい経済状況にあり先が見通しにくい状況の中で、理事長という大役を仰せつかり、その責務の重さを痛感し身の引き締まる思いです。
当法人は平成11年8月に法人許可を受け、平成13年4月に法人として最初の事業である身体障害者を対象とした障害者支援施設「足柄療護園(定員60名)」を開設し、同時に身体障害者を主たる対象者とする通所施設「県西福祉センター」を開設いたしました。以来、知的障害者を主たる対象者とする通所施設「プレアデス」、障害者グループホーム「プレアデスホーム」を開設し、平成25年には障害者の就労施設「ふくらん」を開設し、地域の障害福祉の推進に取り組んでまいりました。直近では、障害をお持ちの方々の高齢化に対応すべく、令和4年度より介護保険の事業に取り組み県西福祉センターに共生型の「通所介護事業所」をスタートしました。
最初の事業所をスタートしてから20年を超える間、ご利用者はじめ、職員やボランティア、地域の皆さま、関係機関の多くの方々のご理解とご支援により、現在の県西福祉会があることにあらためて感謝申し上げます。
これまで積み上げてきたものを受け継ぎ、ご利用の皆さまの声に耳を傾け、皆さまが安心してお過ごし頂けるよう努めると共に、これまで以上に地域に開かれた法人として積極的に取り組み、地域の皆さま方に愛される施設づくりに情熱を注いで参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和5年2月1日
理事長 柴田和生
神奈川県西部地区における身体障害者福祉の核となる福祉施設が設置されていなかったことを踏まえ、常時介護を必要とする身体障害者の治療・養護・訓練を主体として、集団生活をとおし、自主性・自立性・協調性・社会性等を養い、その独立心を損なうことなく、利用者個々の特性に応じた適正な援助と、社会人として平等で自立した社会生活を行うことを目的として、平成11年8月4日に社会福祉法人県西福祉会は設立されました。
平成11年 | 8月 | 社会福祉法人 県西福祉会 法人設立 |
平成13年 2001年 |
4月
|
身体障害者療護施設 足柄療護園 開設 (短期入所併設) |
身体障害者デイサービス 県西福祉会センター 開設 | ||
平成18年 2006年 |
10月 |
障害福祉サービスへ事業移行 県西福祉センター 〔生活介護・相談支援〕 |
平成20年 2008年 |
4月 |
障害者支援施設へ事業移行 足柄療護園 〔施設入所支援・生活介護・短期入所〕 |
平成20年 2008年 |
7月 |
障害福祉サービスへ事業 県西福祉センターにおいて 〔就労継続支援B型〕 開始 |
平成22年 2010年 |
4月 |
障害福祉サービス プレアデス 開設 〔生活介護・就労継続支援B型・相談支援〕 共同生活援助(グループホーム) プレアデス 開設 地域生活支援事業〔日中一時支援〕 プレアデス 事業開始 |
平成24年 2012年 |
4月 |
障害福祉サービス 県西福祉センター 生活介護棟 開所 〔生活介護 定員増 30名〕 障害福祉サービス プレアデス福泉事業所 開所 〔生活介護定員増(20名) 就労継続支援B型定員増(20名)〕 |
平成25年 2013年 |
4月 |
障害福祉サービス プレアデス福泉事業所 製造棟開設 〔就労継続支援B型定員増(30名)〕 |
平成25年 2013年 |
7月 |
働く障害者を応援するお店 「ふくらん」オープン |
平成26年 2014年 |
4月 |
共同生活援助(グループホーム) プレアデスホーム やまさきホーム シリウス(4名) リゲル(7名) 開設 |
平成27年 2015年 |
3月 |
共同生活援助(グループホーム) プレアデスホーム やまさきホーム カペラ(7名) スピカ(7名) 開設 |
令和4年 2022年 |
4月 |
県西福祉センター 共生型通所介護事業開始 |
令和5年 2023年 |
4月 |
プレアデス 生活介護事業所開設 定員20名 プレアデス福泉を「ふくらん」に、事業所名変更 |
【使命】 Mission |
職員の情熱と地域社会の支持によって利用者安心の施設を目指します。
【経営理念】 |
私達は、自らの使命を認識しながら、そこに辿り着くため、施設運営に当たっては、その基本理念を 自主・参加・安心 と定めます。
私達の施設は、集団生活を避けることは出来ませんが、集団生活の故に発生しがちな「管理」「画一」「指示」「規制」を極力排し、利用者個々人の「自主性、主体性」を尊重し、当事者としての「参加」と「決定」を大切にしながら、家族ともども「安心感」のもてる生活の場を築きます。
安心の提供 | それは、利用者が安心して生活できる施設をめざすことです。そのために、事故や感染を未然に防ぎ、リスクマネジメント委員会によるリスクマネジメントを徹底するとともに、医療、介護、訓練、食事等、各部門の連携を今以上に強化していくことを全員で実現していきます。 |
人権の擁護 | それは、利用者誰もが差別とストレスのない生活を送っていただくことです。そのために、利用者の「知る」、「選ぶ」、「決める」権利を保障してまいります。 |
個別対応 | それは、利用者一人一人が持つ、それぞれのニーズを把握し、それに応えつづけることです。そのために、食事、レクリエーション、イベントや居室での過ごし方について、それぞれの嗜好やライフスタイルに合わせて生活できるよう、一人一人の求めるものに常に気を払うよう努力し、画一的ではないサービスの種類を少しずつでも増やしていきます。 |
自己啓発 | それは、どんどん進化する専門技術や知識を習得することです。そのために、法人の立てた研修、勉強会に積極的に参加するだけではなく、自らもテーマを設定し、常に自己研鑽を忘れずに、職場の仲間とともに、お互いの成長を促進させていきます。 |
地域社会との 連携 |
それは、職員全員が南足柄市の市民の理解のもとに、積極的に地域との結びつきを強めていくことです。そのために、外出やイベントの実施、そして、会報の発行の際には、積極的に地域の人々との接点を持つよう工夫します。さらに、そこから聞こえる声に耳を傾け、不満やアドバイスについては、その改善に努めます。 |
法令遵守 (コンプライアンス) |
それは、法律や制令などを守り従うことです。我々は、社会福祉法をはじめ様々な法令に沿ってサービス提供を行っています。法令や制度の内容を正しく理解し、法令に準じて業務が行われているか常にチェックする必要があります。 |
利用者満足の実現 | 利用者ならびに家族を施設運営のパートナーとして緊密な協力関係を築くとともに、健康対策を重視し、充実した日常生活のための条件整備に努めます。 |
福祉プロ集団への進化 |
医療、介護、訓練、食事等において、質の高いサービスの提供、支援のため、職員の能力の向上を図り、利用者の様々な求めに応えてまいります。 |
地域福祉の活性化 | 施設が地域の「財産」となるよう努めます。地域の風が吹き抜け、地域の人が集い、利用者と地域社会が融和し、一体となる施設づくりに努めます。 |